お持ち込みいただいた、OAKLEY(オークリー)ROMEO(ロメオ)に度付き偏光レンズをセッティングさせていただきました!
その前に、今尚オークリーファンの心を掴んでいる、ROMEOやJULIETなどのX Metalシリーズのことについて書こうと思います。
X Metalは、オークリーのプレミアムアイウェアコレクションとして、1990年代後半に発売され、従来の枠を超えた治金技術を採用して作製されたチタン合金X Metalがシリーズ化し、多くのモデルが発売されました。
X Metal独特の存在感と、所有欲を満たしてくれるプレミアムな質感、従来のアイウェアと一線を画すデザインで人気を集め、JULIETなどは当時、イチロー選手が着用されていたこともあり、メディアなどで一度はご覧いただいたことがあるのではないでしょうか?
そんな、X Metalも、現在では全て廃盤となり、新たに手に入れることはできないため、中古であっても、オークションなどでは、ほとんどのモデルでかなりのプレミア価格となっているほど現在でも高い人気を誇っています。
僕の記憶が確かならばその記念すべきX Metalのファーストモデルが、1997年に発売された、こちらのROMEO(ロメオ)になります。
後に発売されるROMEO2と区別するために、ROMEO1と呼称されることもありますが、正式名称はROMEOでしたね。
発売前のコードネームはOSCAR(オスカー)だったそうです。
ROMEOは、レッドのイヤーソックが付いた、マイケル・ジョーダン氏が着用されていたモデルや、
トム・クルーズ氏がミッションインポッシブルで着用されていたため、有名になったモデルですね。
確かミッションインポッシブルで着用されていたのも、こちらのX Metalのフレームカラーだったような気がします。
POLISHEDの質感もキレイですが、X Metalのフレームカラーの、あの少しざらっとした質感がいいんですよね。
その後、HALF X、JULIET、ROMEO2、XXなど数々の名品が登場し、純粋なX Metalシリーズとしては、2009年に発売されたX SQUAREDを最後に生産・販売が終了になっていきました。
そんな、レアなX MetalのファーストモデルROMEOをお持ちのお客さまが、当店に度付き偏光レンズ化のご相談に来店してくださいました。
ROMEOを加工するのも久しぶりですね。最近はめっきり見かけなくなりました。
ここまでキレイな状態でお持ちの方も中々いらっしゃらないのではないでしょうか?
レンズは、濃いめのグレーの偏光レンズをベースに、シルバーミラーをセッティング、オークリーレンズだと、ブラックイリジウムポラライズドに近い感じで仕上げさせていただきました。
ROMEOは、いわゆるフルリムタイプのモデルなので、レンズはそれほど強度がないタイプのレンズでも作製できると思われがちですが、特殊な構造でブリッジ側でレンズが固定されているので、構造上少し動くようになっているため、あまり強度のないレンズだと、おかけいただこうとROMEOを少し広げようとすると、ブリッジの止めてある接合部の部分から、レンズにクラックが入ってしまうことが過去に
あったため、割れにくい高強度タイプのレンズで作製させていただきました。
ちなみにROMEO 2はハーフリムモデルとして登場するのですが、こちらもフレームの構造なのか、レンズの形状なのか、レンズが衝撃に強いポリカーボネート系の素材であっても、当時、レンズがかけているお客様が多かったように感じましたね。
いかがでしょうか?とてもカッコいい仕上がりです!!
1997年に発売されているということは初期のモデルでしたら、今、2022年なので、ほぼ25年!!
スゴイですよね!!
まだまだ現役でおかけいただけますね!
また、普通に購入できるX Metalが登場しないかなと、いつもX Metalファンのお客さまとお話しするのですが、X Metalを製造していたアメリカの工場が閉鎖?されているようなので、中々難しいんでしょうね。
ROMEOが登場したときは僕はまだ眼鏡業界にはいなかったのですが、JULIETを始めて見たときのインパクトは忘れられないですね。
皆様もサングラスやメガネのフレームがございましたらレンズをリフレッシュして、再びご利用いただくこともできますので、ぜひ、当店にご来店のうえご相談くださいませ。