OAKLEY(オークリー)FLAK2.0(A)(フラック20A)レンズもフィッティングも工夫して作製しています!!

こちらは先日作製させていただきました、OAKLEY(オークリー)FLAK2.0(A)(フラック2.0A)度付きサングラスです。

南信地方より当店にお越しいただき、本当にありがとうございます。

ロードで使用したいとご来店いただき、できるだけ風防性に優れたアイウェアをお求めでした。

風防性に優れたアイウェアとは、オークリーのアイウェアでいえば、言わずもがな、JAWBREAKERや、RADAR EV ADVANCERなど、レンズサイズが大きく、お顔に沿ってラップしていて、ライダー特有の前傾状態になっても、良好なポジションを維持でき、風の巻き込みを少なくできるアイウェアということになりますが、これは、お客様のお顔にうまくフィットしていれば、ということになります。

例えば、小柄な女性の方に、風防性があるからと大型のアイウェアを装用していただいたとしても、ズルズルと下がってしまったりしているようでは、せっかくのハイパフォーマンスアイウェアの効果も少なくなってしまうということなんですね。

今回お求めいただいたお客さまも小顔の女性のお客様で、JAWBREAKERなどでは、仮にカスタムしたとしても
ノーズポジションを安定させることができないご様子でした。

RUDY PROJECTのストラトフライはノーズポジションも調整でき、フィット感もよく、かなりの風防性も期待
できたのですが、ダイレクト度付き仕様で作製の場合、かなりレンズサイズが大きいモデルなので、お度数がS-6.00を超え、PDという瞳孔間距離も小さく大型のスポーツアイウェアを度付きにするには、レンズの厚みによる外観面や重量、収差やそり角による見え方の違和感などで、作製することはできなくはないのですが、予後を含めて様々な面でオススメするには至りませんでした。

度付きスポーツサングラスを作製される場合は、上記全ての条件とお客様のご希望をうまく合致させていくことが必要になってきます。

そのため比較的レンズサイズは小さくなってしまうのですが、一番フィットが良く、上記の条件に一番フィットした、FLAK2.0(A)をベースモデルにレンズを作製し、お時間をいただき、細かくフィッティングさせていただきました。

レンズは、オークリー純正度付きレンズの製作範囲外のお度数のため、他ブランドのレンズで作製させていただいています。

通常FLAK2.0(A)はレンズカーブ8カーブモデルなのですが、8カーブでスポーツに特化した衝撃性能のあるレンズで作製できるメーカーは中々ないので工夫して作製しています。

レンズは眩しさを防ぎたいとのご希望により濃いめのグレーカラーをチョイスしてださいました。

眩しさを防ぎ、ナチュラルな見え方は眩しさから眼を背けたくなるようなシーンで、大活躍してくれます。

お度数の関係によりレンズのコバ厚がかなりでてしまうので、外観上とレンズ下端が頬につくのを可能な限り防ぐため、レンズの厚みのでる部分を斜めにカット、最終的には手ずりでもう少しえぐるように削る必要がありました

さらにプレフィットの時に記載しておいた情報を基に、ノーズを大きくし、レンズサイズの小さいFLAK2.0(A)の
短所を補うべく、フィッティングポジションを改良、前傾状態になったときに眉間部にできる空隙を少なくし、風防性と、見切れない視界を確保します。

一番前側にあるところから風があたるわけですから、一番最初に風のあたる部分に隙間が多いと、優れた風防性を発揮させることは難しいんですね。

これは10数年前に、空力に詳しいサイクリストのお客さまに教えていただいたことで、全てのお客さまからいただいたインプレッションを基に課題を解消させていただくよう努力させていただいています。

さらに、ステムのイヤーソックを外し、お客様の頭部に合わせフィッティングし、さらに、お渡しの際のフィッティングではさらに、ステムを内側に調整し、イヤーソックのグリップ力を最大限に生かすように、頭部を抱きかかえるようできるだけ均等に圧がかかるように調整しています。

できる限りお客様のご希望に添えるように工夫して作製させていただきました。

お客様の今後のご活躍が楽しみですね。

5月に入りスポーツタイプのアイウェアのご注文をたくさんいただいております。

特殊なレンズはご納期が1カ月近くかかるものもございますので、ぜひ、ゆとりを持った作製計画をお願いいたします。

OAKLEY(オークリー) CROSSLINK YOUTH(A)(クロスリンクユース)強度数作製、ノーズカスタム!!

こちらは先日作製させていただきました、OAKLEY(オークリー) CROSSLINK YOUTH(A)(クロスリンクユース)です。

強度の近視のお客様で、S-11.00を超えるお度数でした。
そのため、いわゆるスポーツ用のアイウェアは中々作製することができなかったそうです。

カーブが強めのモデルでも、レンズを前面にせり出して加工させていただいてもよろしければ、できなくはないのですが、外観は若干悪くなってしまうことがあります。

そのため、外観もあまり損ねることなく、スポーティで、普段使いもできるアイウェアを、ということになり、こちらの、CROSSLINK YOUTH(A)をお選びいただきました。

CROSSLINK YOUTH(A)はクロスリンクシリーズの中ではXSに次いでサイズの小さいモデルなので、強度のお度数の方には、幅などが合えばおすすめのモデルとなっています。

可能な限りレンズの厚みを薄くでき、内面非球面により歪みなども少なく、フレームのカーブに近づけることのできるレンズをチョイスしていただき、できるだけレンズを前面にださないように、それでいて、レンズは歪みがでないように工夫して加工しています。

レンズの厚みを利用して、フレームにセットするために必要なカーブを作り出し、なんとか、あまりフレーム前面に出さないで加工できました。

さらに、まつ毛がついてしまわないようにするためと、メガネの重量配分的に、大きくフロント側に荷重がかかってしまうのは避けられないため、お鼻への圧を軽減するためにノーズをカスタマイズ、さらに、テンプル側にも負荷させるため、メガロックミニを装着させていただきました。

これらのカスタムは当店でお求めいただいたアイウェアで、お客様にご希望いただくか、もしくは、ご提案させていただき必要な場合にカスタマイズ致しております。

OAKLEYのクロスリンクシリーズは一般的なメガネフレームと比較すると、そり角と呼ばれる角度がついており、角度のついたかけ枠などで事前にチェックさせていただく必要があります。

特に強度数の方は、違和感がかなりでることが多いので、補正などの度数調整などが必要になる場合がございますので、当店にお越しいただき、ご相談くださいますようお願い致しております。

RUDY PROJECT(ルディプロジェクト) STRATOFLY(ストラトフライ)オプティカルドック × POLATECH(ポラテック)偏光レンズ!!

こちらは先日作製させていただきました、RUDY PROJECT(ルディプロジェクト)STRATOFLY(ストラトフライ)オプティカルドック度付きサングラスです。

遠方よりご来店くださいました。

かなり強度の近視があるため、一度他店様でハイカーブ度付きサングラスをお作りいただいたことがあるそうなのですが、強度のお度数では、作製できなかったそうで、かなり度を落としてお作りになり、見え方がよくなかったので、最近はコンタクトレンズを使用して度なしのサングラスを装用しているとのことでした。

そのため、当店のブログなどを見ていただけたそうで、オプティカルドックなら製作できるのではと、フレームお持ち込みでのご相談にいらしてくださいました。

測定させていただくとS-7,00と、やはり、かなり強度の近視があり、お客様のご希望は釣りなどで使用したいため、度付き偏光レンズで、できるだけ外観を損ねないように仕上げたいとのことでした。

元々、オリジナルのSTRATOFLYはハーフリムタイプで8カーブのレンズがセッティングされており、オリジナルのレンズの形状での度付きもお度数などによっては可能なのですが、8カーブ、大口径と、度数が強度になればなるほどレンズメーカーがレンズを作製することもできなくなってしまいます。

オプティカルドッグは6カーブに減じられており、さらに6カーブぴったりでなくても、レンズを加工する際に工夫することで問題なく仕上げることができる場合があります。

今回お客さまのご希望をふまえ、ご提案させていただいたレンズは、HOYAのPOLATECH(ポラテック)という偏光レンズです。

従来の偏光レンズが偏光のフィルムを中央に挟み込むように配置しているのに対し、POLATECHは、レンズ表面に偏光の性能を付けたコートタイプの偏光レンズとなっています。

コートタイプのメリットとしては、従来の偏光レンズだと剥離などの問題から難しいとされていた下縁のないナイロールタイプなど様々なフレームに適応できる点や、HOYAが手掛ける遠近両用などの様々な種類に対応している点、さらに薄く仕上げることができる点などがあります。

レンズカラーはブラウンのバルザックカラーに、シルバーミラーをお選びいただきました。
キレイに仕上がっていますね~

フレーム前面とレンズの前面をなんとかツライチで仕上げることができました。

オプティカルドックはレンズの厚みがでる部分を隠してくれるデザインなので、サイドから見てもほとんど厚みはわかりません。

後ろからみると厚みはある程度出ていますが、通常の同屈折率のサンドイッチタイプの偏光レンズよりも薄く仕上げることができています。

強度のお度数でも、オプティカルドック なら度付きサングラスにできる場合がありますよ。

ぜひ、当店にご来店いただき、ご相談くださいませ。

OAKLEY(オークリー)FLAK BETA(フラックベータ)度付き調光サングラス!!

こちらは先日作製させていただきました、OAKLEY(オークリー)FLAK BETA(フラックベータ)度付き調光サングラスです。

強度の近視のお客様よりご依頼いただき、オークリー純正レンズでは作製することができなかったため、他ブランドのレンズを使用させていただきました。

薄いグレーから紫外線に反応し、濃グレーに変化する紫外線調光レンズなので、夜間や低照度で使用される場合にも重宝しますね。

カーブレンズで強度数になるとかなりレンズが厚くなってしまうので、できるだけ厚みを感じさせないように、工夫した加工が施されています。

お仕事やアクテビティなど、お客様のご使用状況やお好み、フィッティングなどから、FLAK BETA&調光レンズがベストチョイスでした。

諸条件などによっては、強度のお度数でも作製できる可能性がありますので、ぜひ当店にお気軽にご来店くださいませ。

RUDY PROJECT(ルディプルジェクト) STRATOFLAY(ストラトフライ)オプティカルドック度付きサングラス!!

こちらは先日お求めいただきました、RUDY PROJECT(ルディプルジェクト)STRATOFLAY(ストラトフライ)度付きサングラスです。

お客様のお度数がS-7,00とかなり強度数のため、当初はインナータイプで度付きにしようとお考えいただいていましたが、お客様のご要望などを伺っていると、
インナータイプよりはメンテナンスも楽で、視界もある程度確保できる点、外観的なことなどから、やはりできれば、一枚のレンズにしたいとのことでしたので、オプティカルドックを使用する方法をご提案させていただきました

RUDY PROJECTアイウェアのライドン、ライドンスリム、フォトニック、ストラトフライの4つのモデルで、オプティカルドックという度付きシステムを使用することができます。

当店では、ストラトフライのオリジナルのレンズに近い形状でダイレクトで度付きにすることも可能ですが、強度のお度数の場合、製作面や外観的な面などから難しくなるため、オプティカルドックなどを使用して作製する方法を推奨させていただいています。

オプティカルドックフレームの耳側はデザイン的に厚みがあるので、強度のお度数で厚みがでても隠してくれるんですね~
いかがでしょうか?
強度のお度数が入っているように見えない自然な仕上がりで、カッコいいですよね~

普通に加工するだけでは、こういったうまい具合に作製することはできないので、見えない部分で様々な工夫をしています。

こういった見えない工夫の部分が一番大事なことだったりしますね。

今年はスポーツをする機会が減っていると思いますが、3密にならないように気を付けながら、楽しんでいただけるといいですね。